1)無床診療所医師の初動マニュアル
       
(1)大地震発生と行動開始基準

   大地震とは、多くの家屋が倒壊し、電気・上下水道・ガス・交通・通信などの社会のインフラが途絶するような大きな地震を
   言い、おおむね震度6弱以上を想定している。

    (2)発震からおおむね1時間以内の行動

    まずは医師自身や家族、職員、患者の安全を確認し、自宅や診療所の被害状況を確認する。
    状況によっては家族とともに避難所に避難する。

     (3)救護所、病院、飯水医師会対策本部への出動
         出動可能な状況なら、発震1時間以降は、予め決められている部署に出動する。

    (4)救護所での活動

   二次災害に十分注意を払いながら、市の職員、ボランティアの人たちと協力して、集まってくる傷病者の
   トリアージ、応急処置、搬送を適切に行う。

    (5)災害拠点病院(北信総合病院)災害協力病院(飯山赤十字病院)での活動

  院長の指揮の下、救急医療活動を行う。

 

  2)飯水医師会災害対策本部の後方支援活動

    救護所や災害拠点病院(北信総合病院) 災害協力病院(飯山赤十字病院)に出動した医師が

     活動しやすいように、また、傷病者が迅速・適切に医療を受けられるように、

     各機関と連携して、医師会長を中心に後方支援活動を行う。

     概ね48時間以降は、出動した医師は自己の診療所の再開を図る





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このマニュアルでは、具体的な医師の行動内容を『無床診療所医師の初動マニュアル』と『飯水医師会災害対策本の後方支援活動』に分けて書かれています。

 

 大まかな内容は次のようです。

 地震をはじめ救急災害(救急災害:地震、津波、風水害、崖くずれ、火災、化学災害、交通・列車・船舶・船空機事故など)は、いつ発生してもおかしくないといわれる状況下、災害時の医療救護を迅速かつ的確に行うためには、災害発生時に備え、常日頃の心構えと訓練が重要であることは、いうまでもありません。
 また、訓練を重ねることにより、実際の現場での問題点・課題を検証し、医療救護活動体制を整備充実させることは、医師会の使命であると考え、医療救護体制の一層の充実を図っていかなければなりません。
 このマニュアルは災害初動機における飯水医師会、災害拠点病院・地域医療救護班及び応急救護所の医療救護活動が記載されております。


 平常時から市民の1人ひとりが、負傷者の搬送方法や搬送までの応急救護法を習得することで、災害時には多くの負傷者の生命を救うことができます。
 応急救護法は最寄りの消防署で学ぶことができます。
 今後、応急救護法を多く習得し、1人でも多くの傷病者を救命することに貢献できることを願っております。
 また、医師が治療に専念できるようにするため、動ける人は、他の傷病者の誘導や担架での移動など、救護所の運営への御協力をお願いいたします。

このマニュアルの基本方針は次の3点です。

(1) 大地震発生と同時に、病院、有床診療所を除く無床診療所は原則として速やかに休診(発震後48時間を想定)
とする。

(2) 休診した診療所の医師は、予め決められた救護所、災害拠点病院(北信総合病院) 災害協力病院(飯山
赤十病院)、飯水医師会に出動する。

(3) 医師会長は、医師会内に『飯水医師会災害対策本部』を設置し、救護所、傷病者収容班病院への後方支援活動を行う。

●医師会の災害時医療救護体制
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